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最終決定した理由は以下の通り
●オプションアイテムの豊富さ
●バッテリー交換可能(予備電池)
●身に付けた時の外見
(痛さ加減)
●カメラ単体として使う際の使い勝手
●使用メディア128GBまでサポート
●車内で暑くならない白いボディー
悩んだ詳細は今回省きますが、ちちなみに他に候補だったのはパナソニックの
HX-A500です。
対抗馬としては毛色が全く違いますが、ヘッドマウントを想定していたので当初はこちらを検討していました。
色は最初からオレンジをチョイス。
存在をアピールする事が、盗撮の疑いを持たれないとの勝手なポリシーでした。
まぁそれは置いておいて・・・・・・・AS100の方のお話です。
■インプレッション
●外見と触った感じ
それで手元に届いた時に最初に思ったのは、 「うわぁ、小さいな・・・・」 でした。
写真を見たり、スペック表を見て判ってはいましたが、実物を手に取り初めて実感します。
形状からハンディカムのイメージがあったので、写真でもそういう錯覚がありました。
ヘッドマウントする機器なので当たり前と言えばそうですが、これもまた実に軽いです。
付属の防水ケースは結構しっかりしています。入れっ放しでもそんなに重くありません。
一つケチを付けるとしたら、ストラップを付属してくれたら嬉しかったのにと。(笑)
防水ケースに入れたままでも操作可能です。ロック機構もケース側から出来ます。
三脚アダプタと言うのが付属していますが、専用マウント(黄色いの)を使わずに直接
三脚ネジに設置する際にコレが必要になります。本体側のネジ穴は小さいのです。
新製品のAS1000では不要になっているので、この点は不評だったのでしょう。
ボタン配置はハンディカム準拠って感じです。握って親指が来る後面蓋部分に、大きく
丸いスイッチがありますが、結構強く押さないと作動しません。
誤動作を避ける為の仕様だと思いますが、これはロック機構が付いている事からも
想像出来ます。(なお本機種は3つボタンがありますが、どれを押しても電源が入ります)
鞄に突っ込んでたらいつの間にか撮影・・・とか。傷付きそうで怖くて出来ないよ!(笑)
●撮ってみた感じ
画質については当初予想していたより綺麗に感じました。これはYoutubeにアップロード
されている動画が変換される際、劣化している為のようです。
(付属ソフトで編集しても画質劣化は発生しますが、高価なソフトを使えば大丈夫?)
画角は物凄く広いので端は歪みます。そこそこの画角で良いのであれば120°で自然な
感じになります。車載でドラレコみたいにして使うなら、170°も面白いと思います。
自転車に三脚アダプタを使用し、本体のみ(防水ケース未使用)で撮影したところ、かなり
鮮明な映像が撮れました。(路肩走行でダンプに追い抜かれるのとか臨場感あります)
音声をかなり綺麗に拾ってくれるので、ヘッドホンで聞いたりすると没入感ありますね。
ただハンドル周りの音もかなり拾うので、ブレーキを掛けた時の音も結構入りました。
この辺は防水ケースに入れると抑えられますが、やはり臨場感はちょっと損なわれます。
気になったのが、防水ケースに入れると逆光で光の点が映り込む事があります。
レンズの前に余計なフィルターを付けている状態なので、仕方が無いとは思いますが。
手振れ補正については普通な感じです。車載での撮影では大きな段差に揺れた時に
画面上で揺れますが、それ以外の走行中では殆ど影響されません。
逆に手で持って歩く場合、手の動きによる影響で歩く度に少し揺れが入ります。ヘッド
マウントにするとある程度改善されますが、歩き方とか姿勢によってかなり差が出ます。
アクションカムとして利用する場合は必要十分な性能だと思いますが、ハンディカムの
様な使い方をメインに考えるなら、注意した方が良いでしょう。スタビライザーとか使えば
別次元の動画になると思いますが。
●再生する方法
購入した皆さんも、恐らく最初はマイクロSDカードをパソコンなりに移して観るか、USB
ケーブルでPC接続して再生すると思います。
ただ最高画質のプロモードで撮影したファイルは、私のPCではカクカクになりました。
ある程度のPCスペックが無いと、編集どころか再生も出来ない場合がありそうです。
(私のPCはコアi7 860 4GBメモリーと言う3世代前のPCなので仕方が無い?)
普段撮りでは 1920×1080 30P のモードで遊んでいます。これなら編集も可能です。
PCではなくテレビにSDカードを挿す場合はちょっと条件が変わるかもしれません。
MicroSDはSDカードにアダプタで変換しておく必要がありますが、まぁ手軽でしょう。
その他の方法としてカメラ本体からHDMI出力し、直接テレビ等に接続する方法です。
実はこれが一番簡単、かつ綺麗に再生出来るのでお勧めします。
余計な事を考えず、取りあえずケーブルだけ購入しておけば不自由はありません。
再生品質についてもPCで苦労したのが嘘みたいに滑らかなので、是非お試しください。
Wifi搭載なので、スマホやタブレットがあれば専用ソフトで再生、設定変更、撮影出来ます。
もしかしたらPC接続よりも、最近の人はこちらが主流なのでしょうか。
タブレットの性能に依存すると思いますが、2014年以降のモデルであれば恐らく問題
無く使用出来ると思います。(私はシャープSH06Eタブレットで使っています)
この場合は、Wifiで接続後にカメラ本体からファイルをコピーし、スマホ側で再生出来ます。
直接ワイヤレスで再生する訳ではないので、スマホ側にある程度メモリ容量が必要です。
どちらにしてもワイヤレスは電力消費があるので、旅先の旅館や自宅など充電できる環境で
使用する事をお勧めします。
●リモートコントロール
一見小さくて万能なAS100ですが、ちょっとした弱点があります。
ヘッドマウントや三脚に固定した後で、本体のボタンを押すと画角がズレちゃうのです。
ボタンの固さとかも関係がありますが、前述のHX-A500では本体とカメラを分離する事で
この問題を解消していました。また搭載の液晶ビューで、画角調整も出来る訳です。
この事から、AS100を使う場合はリモートコントロールが非常に重要になると思います。
この記事のタイトルは「SONY アクションカム HDR-AS100V」ですが、実はわたくし
リモコン付きモデルのVRの方を購入致しました。
非常に小さい画面ですが、撮影前の画角調整はこれで行う事が出来ます。
多くの人は気が付かないと思いますが、このリモコンの最大の利点は、表示機能でも接続台数でもありません。
一番便利だったのは
通信距離でした。
条件にもよりますが、部屋の外からでも接続を維持できるくらい強いです。
別に部屋の外から盗撮しようって話じゃありませんよ。ちょっと別の視点からのお話です。
アクションカムと言う事で、通常カメラは身に付けるか、アクションする人間に近い乗り物に
設置するのが王道だと思います。(その為に購入したのだし、そう設計されている筈です)
ただ、購入したあなたも購入を検討中のあなたも、小さい三脚やゴリラポッドは持っているか
購入しようと思っているんじゃないでしょうか?。
軽く持ち運びし易く設置も簡単なので、屋外でちょっと設置しパッと撮ると言う事も簡単。
私は仕事の作業内容を記録するのに、このカメラとリモコンを使用しました。作業場所が
映るよう画角を調整して設置し、作業を開始する際にリモコンで操作するだけで良いのです。
録画開始、停止の都度カメラに戻って操作する必要がないのは、非常に助かりました。
欲しいシーンだけ選んで撮影出来るので、数時間撮りっ放しと言う事も避けられます。
最初に書きましたヘッドマウント時の本体操作云々の解決も、まぁこれで解消されますが、
実は別に純正リモコンでなくてもスマホ・タブレットでの操作も出来ます。こっちの方が画面も
大きいので向いていると思います。
私のやった定点撮影(作業風景撮影)ではスマホの出し入れが大変な状況だったので、
専用リモコンの方が便利でしたが、殆どの人はスマホリモコンでも事足りると思います。
■どっちを買ったら後悔しないか
目的、予算に合わせて購入する事になると思いますが、リモコンの有無による値段の差は
新商品が出た事で差が縮まっています。リモコンについては後から購入も出来ますが、
新商品への切り替えにより廃盤になると入手が難しくなるでしょう。
中古入手でを選ぶ場合でも、カメラ・リモコンのセットが多いと思います
初めてアクションカムを購入される場合や、迷うならばリモコン付きをお勧めしますが、
既にアクションカムを経験済みでスマホで十分だと判断されるなら単品で十分でしょう。
更に予算を掛けて良いと言う人であれば、新商品3兄弟を検討しても良いでしょう。
次回は新商品について検討レポートをお送りします。